1月からのしつこい風邪がやっとほぼ治ったので、今日は、ネットでちょっと話題になっている地元のラーメンを食べに行ってきました。
このラーメン屋さん、昨年2019年の6月に京都府南丹市八木町にオープンしたばかりで、もちろん食べに行くのは初めてです。
お店の名前は、愛宕菜館と言います。
お店は、JR八木駅からも徒歩5分くらいで、国道9号線に面しているのですぐ見つかると思います。
愛宕菜館のルーツは、あの人気店だった
愛宕菜館のオーナーシェフは、2017年に体調不良のため、止むを得ず惜しまれながら閉店した、あの桃花春の料理人です。
桃花春は、京都ではかなり有名なラーメンのお店で、過去にもラーメングランプリで大賞を受賞したり、セブンイレブンが袋麺をオーナー監修の下、発売したりと名実ともにすばらしいお店でした。
ちなみにセブンイレブンの京都地区限定の袋麺「桃花春」は、令和2年の現在も売り場で健在です。
この袋麺を、実際購入して食べてみました。
具無しの素ラーメンですいません。
製造は、麺と言えば日本国中のラーメン有名店がこぞって発注をかけると言われる北海道の藤原製麺が受け持っています。
やはり、麺については、藤原製麺を使っているだけあって生麺にひけをとらない食感でした。
超美味しい!
他府県の方が、お土産に買って帰るのもわかりますね。
私は、袋麺は、サッポロ一番の各味、マルちゃん正麺、エースコックのワンタン麺、チキンラーメン、明星チャルメラ、カレーうどん、中華三昧の各味等々全国区袋麺からキリンラーメン、白くまラーメンといったこだわり袋麺やご当地袋麺まで結構食べる方です。
お気に入り袋麺は、中華三昧かサッポロ一番でした。
でも、今回、桃花春ラーメンの袋麺を食べて、お世辞抜きにmyお気に入り袋麺No1になりました。
スープもさすが生みの親の監修されたラーメンだけあって、しっかりコクがありニンニクの強すぎず弱すぎない旨味が感じられ、美味しかったです。
ちなみに、味は醤油味のみです。
かつての桃花春の人気の程をインスタグラムで見てみると
にんにくのパンチがきいた鶏ガラベースのスープに、写真の通り、どんぶりからはみ出んばかりのチャーシューが入ったラーメンは、実に食欲がそそられます。
愛宕菜館ラーメンの源流、桃花春ラーメン誕生秘話
この人気ラーメン、実は、愛宕菜館のオーナーシェフが誕生させたんです。
その誕生秘話を、愛宕菜館のオーナーシェフから聞きました。
時は、1972年2月までさかのぼります。
当時、アジア初の冬季オリンピックが北海道札幌で開催されました。
私と同年代の方なら、ご存知の札幌オリンピックです。
当時、愛宕菜館のオーナーシェフは、この選手村でオリンピック選手の食事を作っていました。
そんなある日、アイスホッケーの選手が“ラーメンを食べに街に出かけたんだけれど、期待していたほどのことはなかったなぁ”と残念そうに話していました。
それを耳にした 愛宕菜館のオーナーシェフ が、アイスホッケーの選手に少しでも競技で頑張ることができる力になれればという想いから、美味しいラーメンを作り、食べてもらいました。
そして、その時の選手の反応は、“このラーメン、美味しい!”と大好評だったんです。
後に、この時の味をベースにして、京都の桃花春で出されたラーメンが、人気を表し、これが、現在では、コンビニでも製品化されるほどの人気ラーメン「桃花春ラーメン」の誕生となりました。
愛宕菜館で実食
さて、いよいよ、お昼に愛宕菜館で実食です。
自宅から車で10分くらいの所にあり、目立って美味しいラーメン店が市内になかったので楽しみです。
車は、お店の横から裏へ入っていった所に、数台駐車できる契約駐車場があるとのことで、その一角に停めました。
いよいよ店内へ入ります。
店内は、カウンターとテーブル席が2つあったので、厨房が見渡せるカウンターに座りました。
早速、メニューを見て決めるまでもなく、味噌ラーメンと餃子を注文しました。
外の店の提灯に“味噌らーめん”と書いてあったので、店の看板ラーメンかなぁ?と単純に思っただけです。
※2024年8月現在、残念ながら焼きめしはなくなりました。
ラーメンを作っている最中も眺めていると、ラーメンに入れる野菜類は、油でしっかり炒めたものを使っていました。
味噌ラーメンの味噌は、国内3つの味噌をブレンドして使っているということでした。
開店当時は、トッピングの肉は、牛すじ肉だったのですが、2020年3月現在では、改良されて豚バラ肉になっています。
さて、まずはスープを頂いてみると、あの桃花春のラーメンの味にしっかり味噌の味がしました。
麺は、私的にはもう少しかための方が良かったので、次回は、麺かためでお願いしようと思います。
同時に頼んだ焼き餃子は、こちらもニンニクがしっかり入ってTheぎょうざと言う感じで美味しかったです。
ちなみに、開業時は水餃子でしたが、2020年3月現在は、焼き餃子になっています。
別の日に、塩ラーメンと焼き飯をいただきましたので、こちらの感想も載せておきます。
塩ラーメンがこちら。
見た目は、スープの色が少し味噌ラーメンより白っぽいかなぁ?という所ぐらいで、あまり変わらないです。
実際、食べてみると、そこには、やはり、あの桃花春ラーメンを感じました。
実に味わい深くて美味しいラーメンです。
そして、焼き飯です。
私は、桃花春の焼き飯を食べたことが無いので、比べることはできないのですが、食べたことのある人の話では、こちらも桃花春の焼き飯と同じようだと言っていました。
実際食べてみての感想ですが、ラーメン屋さんの焼き飯は、濃い味のものが多いように思うのですが、愛宕菜館の焼き飯は、味の濃さが濃いすぎず薄すぎず、ちょうど良いお味で美味しかったです。
個人的には、ご飯がもう少し硬めの方が好みなので、短粒米ではなく長粒米で作ったらどうなるかなぁ?と思ったりしてました。
まとめ
愛宕菜館のラーメンは、オーナーシェフが長年、精魂込めて作られたものだけあって、本当に形容しがたい味の他では味わうことができない美味しいラーメンです。
昨日もお昼に、愛宕菜館まで行く時間が無かったので、近くのセブンイレブンで桃花春ラーメンを買って食べました。
一度食べたら、また食べたくなる味です。
京都に来られた際には、ぜひお奨めのラーメン屋さんです。
【お店の情報】
営業時間 午前11:00 ~ 午後3:00
午後6:00 ~ 午後9:00
休業日 月曜日・火曜日
駐車場 2台分有り
場所 京都府南丹市八木町八木東久保38
最寄り駅 JR西日本 嵯峨野山陰線 八木駅(お店は駅から約100m)